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272月/17

米軍機の見分け方 基本任務記号F/戦闘機 ・ A/攻撃機

米軍の軍用機の命名規則(MDS指定)によると、軍用機命名の基本形は【任務記号】現状(3) / 任務(2) / 機体種別(1)とD (Design) が示す設計番号(4)、 S (Series)(5) が示すシリーズであらわされています。

戸村さんの「行動の写真集(米軍岩国基地監視)」を元に、岩国基地に飛来した、基本任務記号F(Fighter )戦闘機A(Ground Attack ) 攻撃機を集めました。アメリカ軍機の命名

戦闘機と攻撃機

基本任務記号のF―戦闘機とA-攻撃機の違いとは何でしょうか?

戦闘機は敵機への攻撃と味方機の護衛を主任務とする軍用機。対空

攻撃機は地上部隊や艦船への攻撃を主任務とする軍用機。対地

ちなみに、基本任務記号のB―爆撃機の主任務は、爆弾を搭載して、前線後方の戦略目標(司令部、生産施設、発電所など)を破壊することです。爆撃機より少ない爆弾搭載量の軍用機が攻撃機。

しかし、近年では対空も対地にも攻撃できる能力など、多様性をもった戦闘攻撃機が主流になっています。

たとえば、岩国基地の主力戦闘機のF/A-18ホーネットは戦闘機と攻撃機の両方の能力を持っていることを強調してF/A-18と命名されています。(本来ならAF-18となる)

AV-8BハリアーのVは垂直・短距離離着陸(V/STOL)できる攻撃機ということ。

F/A-18やAV-8Bの後継機であるF-35Bは、短距離離陸・垂直着陸(STOVL)機ですが、基本型の通常離着陸機F-35の派出型なのでVはついていません。

それぞれの機種の詳細は別ページに譲るとして、F/A18ホーネットAV-8Bハリアー

ここでは岩国基地で目にすることの多い戦闘・攻撃機の違いをみてみましょう。

F/A-18ホーネット単座機と複座機

岩国基地所属はF/A18A,C,Dですが、A,Cは単座機(一人乗り)Dは複座機(二人乗り)で区別がつきます。

F/A-18A(初期生産型の単座機)

F/A-18C(改良型の単座機)

F/A-18B(初期生産型の複座機)

F/A-18D(改良型の複座機)

ホーネットとスーパーホーネット

厚木基地所属の空母艦載機F/A-18E,Fは岩国基地に移駐される計画になっています。

A,B,C,Dを大型にして翼も大きくなり、スーパーホーネットと呼ばれています。(外見は似ていますが、共通点は1割くらいとのことです。)F/A-18E(単座型),F/A-18F(複座型)

米海軍艦載機 FA-18E スーパーホーネット 戦闘攻撃機(厚木基地)

 

FA-18DとFA-18Fの比較

ホーネットとスーパーホーネットは大きさが違うので、2機が並ぶと違いが分かりますが、単体では分かり難いですね。外見で違いが判るのがエンジンの空気の取り入れ口の形です。

FA-18D ホーネット 戦闘攻撃機(岩国基地)

FA-18E スーパーホーネット 戦闘攻撃機(厚木基地)

ホーネット・ハリアー・F35Bを比較

米海兵隊 FA-18D ホーネット 戦闘攻撃機(岩国基地)

米海兵隊 F/A-18D ホーネット 戦闘攻撃機(岩国基地)

米海兵隊 AV-8B ハリアー2 攻撃機(岩国基地)

米海兵隊 AV-8B ハリアー2 攻撃機(岩国基地)

米海兵隊 F-35B ステルス 戦闘機

米海兵隊 F-35B ステルス 戦闘機(岩国基地)

(スマートフォンの方は横向きでご覧くださいm(__)m)

3機の違いは【一目瞭然】とはいえますが、見慣れない人にはわかりづらいものです。

基地に見に行くと下から見上げることが多いので、特徴的な尾翼の形を覚えておくと判別しやすいですね。

252月/17

米軍機の見分け方 テールコード

米海兵隊基地である岩国基地は、在日米軍や在韓米軍航空機が相互の部隊の移動やアメリカ本土への帰還の際に途中給油を行う中継点としても良く使用されることから様々な航空機が飛来します。

オスプレイが初上陸したのも岩国基地ですし、最近ではF-35Bステルス戦闘機が日本初で配備されました。岩国基地は軍用機の撮影スポットとしても有名で、たくさんの航空機ファンが集まっています。

写真をお借りしている戸村良人さんの「行動の写真集(米軍岩国基地監視)」によると、2013年から2016年の4年間で、米軍機57機・自衛隊機38機・米軍チャーター民間輸送機24機・米軍チャーター民間輸送船・海上自衛隊呉基地所属艦船(26隻)を観測したそうです。

これだけの写真を撮り続けられていることに頭が下がる思いです。まさに行動の写真家!!

「基地を視れば世界がわかる」

世界中で展開している米軍の動向は、今起きている世界情勢に直結しています。

どんな軍用機がいつ、どこから来たのか?

何のために?

今、基地にいる軍用機は?

どこに飛び立ったのか?

 

とはいえ・・・基地監視には地道な努力が必要です。日々の騒音に慣れてしまって気が付かないこともあります。仕事や学校の帰り道、轟音にふと空を見上げた時、どんな航空機が飛び去って行ったのかがわかると関心も深まるのではないでしょうか?

マニアックなことはわかりませんが、軍用機を見分ける助けになれば幸いです。

テールコードで所属基地や部隊を知る

米軍用機の尾翼にはテールコード(ベーステールコード)と呼ばれる2文字のアルファベットが書かれています。これはこの機がどの基地のどの部隊に属しているかを判別するものです。

これを調べることで、この機がどこから来たのか知ることができます。

沢山あって大変そうですが、便利なデーターベースで簡単に調べることができますヽ(^o^)丿

このサイトのEnter Tail Code:に調べたいテールコードを入力して検索すると、所属する基地と部隊を調べることができます。

2017年1月、岩国基地に初配備されたステルス戦闘機F-35Bを調べてみましょう。

 

 

ちょっと見えにくいですが、尾翼にVKと書かれています。

GLOBEMASTER TAIL CODESのサイトでVKを入力して調べます。

結果は?

 

次に、所属部隊をクリックしてみます。

英語でわからない・・・という場合、パソコンの素敵な機能を利用しましょう。

すると!!

テールコードVKのこの航空機は、

アメリカ カリフォルニア サンディエゴにあるMCASミラマー米海兵隊基地の

MAW-3(第3航空師団) MAG-11(第11飛行大隊)所属の

VMFA(AW)-121 海上全天候戦闘機攻撃隊121部隊所属だと分かりました。 

MCASはMarine Corps Air Station 米海兵隊航空基地

MAWはMarine Aircraft Wing 米海兵隊航空師団

MAGはMarine Aircraft Group 米海兵隊飛行大隊

ちなみに米海兵隊岩国基地は?

米海兵隊太平洋軍第3遠征軍(在日米海兵隊)の

MAW-1(第1航空師団)MAG-12(第12飛行大隊)

VMFA(AW)-242 海上全天候戦闘機攻撃隊242部隊

と、ここで・・・あれ?調べていたのは最新鋭ステルス戦闘機F-35Bのはずでした。

検索結果に出てきた航空機はF/A-18Dホーネットになっています。

そこで、サイトの最終更新日を見てみると・・・2009年になっています。8年も前の情報ですね(>_<)

米海兵隊岩国航空基地の公式ホームページで、F-35Bのニュースを見てみましょう。

http://www.mcasiwakunijp.marines.mil/News/News-Article-Display/Article/1053367/f-35bii/

2017年1月18日、第121海兵戦闘攻撃中隊(VMFA-121)が岩国基地に到着した。

VMFA-121は米海兵隊ユマ航空基地から岩国航空基地へと駐留基地を変更し、第三海兵遠征軍(IIIMEF)、第一海兵航空団(1stMAW)、第12海兵飛行大隊(MAG-12)所属の部隊となる。(中略)

VMFA-121に装備されているF-35BライトニングIIは、現在、岩国基地に配備されているF/A-18ホーネットおよびAV-8BハリアーIIの後継機になる予定。

 

F-35BはF/A18ホーネットの後継機なので、部隊ごと岩国基地に移駐してきたわけですね。

米軍の組織編成は複雑で変更も多いのですが、テールコードは部隊行動を追うヒントになってくれるようです。

242月/17

米軍機の見分け方 基本任務記号C 固定翼輸送機

基本任務記号C:Transport – 輸送機

米軍の軍用機の命名規則(MDS指定)によると、軍用機命名の基本形は【任務記号】現状(3) / 任務(2) / 機体種別(1)とD (Design) が示す設計番号(4)、 S (Series)(5) が示すシリーズであらわされています。

戸村さんの「行動の写真集(米軍岩国基地監視)」を元に、岩国基地に飛来した、基本任務記号C(Transport ) 輸送機を集めました。固定翼輸送機は通常の飛行機なので命名規則の基本任務記号(2)がダッシュ(-)の直ぐ左に来ています。アメリカ軍機の命名


C-130 ハーキュリーズ

C-130 ハーキュリーズ(C-130 Hercules)は、ロッキード社が製造している輸送機。戦術輸送機のベストセラー

基本形C-130

基本形

 


ビーチクラフト-キングエア

C-12 ヒューロン 

C-12 ヒューロン (Beech C-12 Huron) は、ターボプロップビジネス機キングエア200をアメリカ軍向けに改修した軽輸送機。同じC-12でもC-12Sはキングエア350を、C-12Jはビーチクラフト 1900をベースにしたものとなっている。製造者:ホーカー・ビーチクラフト社


C-135ストラトリフター

C-135ストラトリフター(Stratolifter)は、アメリカ空軍で使用されている輸送機である。ベストセラー旅客機707と共通する原型機367-80から発達した。製造者:ボーイング社

原型

海上保安庁のガルフストリーム-V「うみわし」

C-20/C-37ガルフストリーム

C-20/C-37ガルフストリームは、ガルフストリーム・エアロスペースが開発・製造していたビジネスジェット機。C-20は前作ガルフストリーム IIの大幅な改良型であるガルフストリーム III、VIP輸送機としても用いられている。C-37は、前作ガルフストリーム IVの全面的な改良・拡大型であるガルフストリーム V。


C-35サイテーション

C-35サイテーションは、セスナ社が生産するビジネスジェット機。

UC-35A サイテーション・ウルトラのアメリカ陸軍輸送機型。
UC-35C サイテーション・ウルトラのアメリカ海兵隊型。
UC-35B サイテーション・アンコールのアメリカ陸軍輸送機型。
UC-35D サイテーション・アンコールのアメリカ海兵隊型。

同型民間機

C-40

C-40はアメリカ海軍及びアメリカ空軍が運用している人員輸送機。ボーイング737-700旅客機を軍用に導入したもの。高官/人員輸送及び兵站輸送に用いられている。A型が海軍、B/C型が空軍で運用されている。製造:ボーイング社

同型民間機

その他


陸上から洋上の航空母艦へ補給物資を輸送する艦上輸送機。
C-2Aは量産型。製造:グラマン社

C-9(しーないん)は、ベストセラー短距離旅客機であるダグラス DC-9-30を軍用輸送機としたモデル。アメリカ空軍は患者輸送型のC-9A、政府高官輸送型C-9C 。
C-9B型の愛称はスカイトレインIIで、アメリカ海軍及び海兵隊が通常の人員・貨物輸送で使用。製造:マクドネル・ダグラス社

マクドネル・ダグラス(現ボーイング)社が製造し、アメリカ空軍が保有・運用する、主力の軍用大型長距離輸送機。愛称はグローブマスターIII(Globemaster III)で、旧ダグラス・エアクラフト社の開発した輸送機C-74 グローブマスター・C-124 グローブマスターIIに由来している。

アメリカ空軍が運用している要人輸送機。ボーイング757の軍用機版。C-32Aは、主にアメリカ合衆国副大統領の搭乗機(エアフォースツー)としてのほか、ファーストレディや大統領顧問団、議会関係者の輸送にも用いられる。

マクドネル・ダグラス社が開発した空中給油・輸送機である。愛称は“エクステンダー(Extender.拡張するもの、の意)

プローブアンドドローグ方式によりF-14Dに給油を行おうとしているKC-10A

岩国基地に飛来した米軍輸送機(固定翼機)

それでは大きな画像でお楽しみくださヽ(^o^)丿

写真提供:戸村良人さん「行動の写真集(米軍岩国基地監視)

152月/17

EA-6Bプラウラー・EA-18Gグラウラー

EA-6Bプラウラー

EA-6はアメリカ合衆国のグラマン社が開発した電子戦機。A-6イントルーダー攻撃機を2人乗りから4人乗りに改設計し、各種の電波を受信して発信源を特定するシステムを搭載し、翼下にジャミング・ポッドや対レーダーミサイルを吊り下げられるようにした機体です。主要型であるB型の愛称はプラウラー(Prowler:「うろつく者」の意)。

EA-6Bの主要な目的は、電子妨害および敵防空網制圧である。電子妨害用機材の中心となるのはAN/ALQ-99戦術電波妨害装置)であり、これのコンピューターと受信アンテナ部分を機内に搭載し、受信した電波源の測定などを行う。妨害電波の発信は、機外ポッドから行う。各ポッドは2基のアンテナを持ち、サブタイプごとに対応する周波数帯が異なる。この他にもALQ-92通信妨害装置などを装備する。要員は1名が通信妨害、後部座席の2名が電子妨害を担当する。パイロットを加え、乗員は4名。

物理的な攻撃兵装として、能力向上II型以降ではAGM-45 シュライクやAGM-88 HARM等の対レーダーミサイルも搭載でき、自力で電波源への攻撃も行える。

(ウィキペディアより)

EA-18G グラウラー

EA-18Gは、アメリカ海軍の電子戦機で、EA-6B プラウラーの後継機として複座型のF/A-18Fスーパーホーネットをベースに開発された愛称はグラウラーGrowler:「うなる者」の意、「グロウラー」と読む場合もある)。

EA-18Gはスタンドオフ電子妨害、護衛電子妨害、自己防御電子妨害などのミッションをこなす機体となるもので、EA-6B(ICAPIII)を基本にした能力を備えている。

電子戦装備としては、AN/ALQ-99戦術妨害装置(TJS)ポッド、AN/ALQ-218(V)2無線周波受信システム、通信対抗手段セット(CCS)を搭載する。また、火器管制レーダーはAN/APG-79アクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーで、F/A-18E/F Block2と変わらない。本機では固定武装はオミット(除外)されており、F/A-18E/FではM61 20mmバルカン砲が搭載されることになる機首内スペースにも電子戦用機器を搭載している。また、F/A-18E/Fと共通する部分が多いため、高い対地攻撃能力と対空脅威に対する自己防御能力も有する。(ウィキペディアより)

2015年5月米海軍のEA-6Bプラウラーの退役が報道されました。http://flyteam.jp/news/article/50559

EA-18Gクラウラーはその後継機となります。

上記のニュースでは、米海兵隊にもEA-6Bが配備されていますが、F-35Bと交代するまで運用すると書かれています。

岩国基地では、2017年1月からF-35Bの配備が開始されています。

岩国在住の写真家 戸村良人さんの『行動の写真集(米軍岩国基地監視)』を見てみると、2016年2月9日にEA-6Bの周りに人々が集まっているのが目撃されています。これは退役式でしょうか?

その後、EA-6Bプラウラーの飛行はあまり目撃されてないようです。その代わりに、三沢基地の第5空軍第35戦闘航空団や厚木基地の第5空母航空団(CVW-5)のEA-18Gグラウラーが頻繁に飛来しています。

 

 

岩国基地に飛来するEA-6Bプラウラー・EA-18G グラウラ

米軍岩国基地は、米太平洋海兵隊の第3海兵遠征軍、第1海兵航空団の直轄部隊、第12海兵航空群(MAG-12:司令部は岩国)です。

  • テイルコード・・・尾翼に記入 機が所属する基地や所属部隊を示すテールコード(ベーステールコード)が表示されています。これにより、その機がどこから飛来したかを知ることができます。
戸村良人さんの行動の写真集(米軍岩国基地監視)よりお借りしました。

EA-6Bプラウラーの特徴

EA-18G グラウラとF/A18E/Fスーパーホーネットの違い

 

142月/17

AV-8BハリアーⅡ

AV-8BハリアーⅡ

AV-8BハリアーⅡは、イギリスのホーカー・シドレー社が開発した世界初の実用垂直離着陸機(STOVL機)AV-8Aハリアーを基に、マクドネル・ダグラス(現ボーイング)社がスーパークリティカル翼や揚力強化装置を組み合わせて開発した攻撃機です。

全長:14.5m/エンジン:F402-RR-406×1(ナイトアタック型:F402-RR-408×1)/乗員:1/最大離陸重量:8.800㎏/最大速度:1.080km/h

基本型はAV-8B ハリアー II(在来型)ですが、後期型は機首にFLIR前方監視型赤外線装置)を装備し、夜間攻撃能力を得たAV-8B(NA)ナイトアタック型となりました。

また、一部はAV-8BⅡ+仕様に改修されました。

AV-8BハリアーⅡ+は、機首を改良し、AN/APG-65 レーダー(高性能の火器管制レーダー)を搭載して、AMRAAM運用能力を獲得。AV-8Bの全天候戦闘能力と防空能力を強化しました。

AMRAAMとは、アメリカのヒューズ社が開発したアクティブレーダー誘導式の発展型中距離空対空ミサイル(Advanced Medium-Range Air-to-Air Missile)で、その頭文字を取ってAMRAAMと呼ばれています。

米海兵隊では、AV-8Aハリアーを1971年より部隊配備し、1985年からAV-8Bを、1993年からAV-8B+の運用開始されています。

垂直離着陸機の実用機としてハリアーは画期的であり、多くの映画やアニメ、小説に登場しました。

けれど、ハリアーは事故率が高く、垂直離着陸では高熱に耐えられる専用パットが必要なほど高熱のジェット排気のため、赤外線誘導ミサイルの追尾を受けやすいそうです。性能向上にはエンジンの改良が不可欠ですが、膨大な開発費が必要です。

近年、米軍の予算削減や、統合打撃戦闘機(JSF)計画(アメリカ合衆国、イギリス、カナダ、及びそれらの同盟国の広範囲に及ぶ既存の戦闘機・戦闘攻撃機・対地攻撃機を置き換える開発・取得計画)に基づいて、AV-8BⅡハリアーの後継機として、F35-Bの配備が始まっています。

岩国基地では、2017年1月、FB-35が10機飛来しました。8月には6機が配備され、FA18戦闘攻撃機12機とAV8ハリアー攻撃機8機と交代する予定です。

岩国基地に飛来するAV-8BハリアーⅡ

米軍岩国基地は、米太平洋海兵隊の第3海兵遠征軍、第1海兵航空団の直轄部隊、第12海兵航空群(MAG-12:司令部は岩国)です。

常駐の海兵第242全天候戦闘攻撃飛行隊(VMFA (AW)-242)“Bats”は、 MAG-12の傘下でF/A-18Dを装備する飛行隊です。
2008年3月よりローテーション配備の原則から離れて、恒久的に岩国基地に配備されている部隊(AW)-242以外の部隊は基本的に6ヶ月のローテーション配備が行われているため、時期によって岩国基地に所属する飛行隊が変わります。
また、在日米軍や在韓米軍航空機が相互の部隊の移動やアメリカ本土への帰還の際に途中給油を行う中継点としても良く使用されています。

  • テイルコード・・・尾翼に記入 機が所属する基地や所属部隊を示すテールコード(ベーステールコード)が表示されています。これにより、その機がどこから飛来したかを知ることができます。

戸村良人さんの行動の写真集(米軍岩国基地監視)よりお借りしました。

AV-8BⅡハリアー在来型とナイトアタック型の違い

 

132月/17

FA-18ホーネット

F/A-18ホーネット

海兵隊のマクドネルダグラスF/A-18ホーネットは、陸上基地に配備されている戦闘攻撃機です。

単座型のF/A-18Aと単座改良型のF/A-18C、複座夜間攻撃型のF/A-18Dの3タイプは、岩国基地に各部隊がローテーションで配備されています。

(F/A-18Cの仕様)全長:17.0m/エンジン:F404-GE-402×2/乗員:1/最大離陸重量:25.401㎏/航続距離:3.600km/最大速度:マッハ1.8

尚、F/A-18C/Dを改良し大型化したスーパーホーネット(ステルス性を持たせるなど大幅改良の結果、共通部分はおよそ1割しかない)、F/A-18E(単座式)とF/A-18F(複座式)は厚木基地の米海軍第5空母航空団(CVW-5)に配備されていますが、米軍再編により2017年岩国基地に移駐することになっています。


無線でコールする際に用いているニックネーム(愛称)は、A型からD型ま「レガシーホーネット」、E・F型は「ライノ」(Rhino)と呼ばれています。

岩国基地に飛来するF/A-18ホーネット

米軍岩国基地は、米太平洋海兵隊の第3海兵遠征軍、第1海兵航空団の直轄部隊、第12海兵航空群(MAG-12:司令部は岩国)です。

常駐の海兵第242全天候戦闘攻撃飛行隊(VMFA (AW)-242)“Bats”は、 MAG-12の傘下でF/A-18Dを装備する飛行隊。

2008年3月よりローテーション配備の原則から離れて、恒久的に岩国基地に配備されている部隊(AW)-242以外の部隊は基本的に6ヶ月のローテーション配備が行われているため、時期によって岩国基地に所属する飛行隊が変わります。

また、在日米軍や在韓米軍航空機が相互の部隊の移動やアメリカ本土への帰還の際に途中給油を行う中継点としても良く使用されています。

  • 部隊マーク・・・尾翼に記入 海兵第242全天候戦闘攻撃中隊(VMFA(AW)-242)の部隊マークはコウモリ
  • テイルコード・・・尾翼に記入 機が所属する基地や所属部隊を示すテールコード(ベーステールコード)が表示されています。これにより、その機がどこから飛来したかを知ることができます。

 

戸村良人さんの『行動の写真集(米軍岩国基地監視)』よりお借りしました。

F/A18ホーネットA・B・C型の違い

(出典:イカロス出版 軍用機を見分ける本)

132月/17

軍用機の名前のつけ方は?

オスプレイが岩国に陸揚げされたときは、メディアでも大きく取り上げられました。

オスプレイ(V-22)には、海兵隊用の輸送機MV-22、アメリカ特殊作戦用の空中突撃用機CV-22、海軍用のMV-22があります。普天間基地に配備されたのはMV-22になります。

アメリカ軍の軍用機はどのように名前を付けられているのでしょうか?

MDS指定(Mission Design Series)

1962年に国防省によって導入された共同命名規則で、軍用機だけでなく航空機やミサイルなど飛翔体に付けられているそうです。

主な軍用機の構成要素は6つ!!

航空機の種類 Vehicle Type(機体種別記号) – (1)
航空機の基本的な使命  Basic Mission(基本任務記号) – (2)
航空機の変更された任務 Modified Mission(任務変更記号) – (3)
設計番号 Design Number(設計番号)(D) – (4)
シリーズレター Series(シリーズ)(S) – (5)
ステータスプレフィックス Status Prefix(現状接頭記号) – (6)

正式名称は、MDSのM (Mission) が示す現状 / 任務 / 機体種別(任務記号)とD (Design) が示す設計番号S (Series) が示すシリーズの3つの基本的な部分によって付けられています。

まずは基本的な形を覚えましょう☆

軍用機命名の基本形
(6)(3)(2)(1) ー(4)(5)

航空機の種類 Vehicle Type(機体種別記号) – (1)

標準機体でない機体種別を特定します。

  • G:Glider – グライダー
  • H:Helicopter – ヘリコプター(回転翼航空機)
  • Q:Unmanned Aerial Vehicle – UAV(無人航空機)
  • S:Spaceplane – スペースプレーン(宇宙飛行機)
  • V:VTOL / STOL – VTOL機(垂直離着陸機)・STOL機(短距離離着陸機)
  • Z:Lighter-Than-Air Vehicle – 軽航空機(飛行船・気球)
  • D – UAVコントロールセグメント(無人航空機用の地上統合制御装置)
航空機のタイプは何?(標準の飛行機以外)-(1)
RAH-66A
ヘリコプター
NKC-135A
なし(標準の飛行機)
YF-22
なし(標準の飛行機)

航空機の基本的な任務  Basic Mission(基本任務記号) – (2)

  • A:Ground Attack – 攻撃機
  • B:Bomber – 爆撃機
  • C:Transport – 輸送機
  • E:Special Electronic Mission – 特殊電子装備(電子戦機、早期警戒機など)
  • F:Fighter – 戦闘機
  • L:Laser-Equipped – レーザー装備
  • O:Observation – 観測機
  • P:Maritime Patrol – 哨戒機(海上巡視)
  • R:Reconnaissance – 偵察機
  • S:Antisubmarine Warfare – 対潜機
  • T:Trainer – 練習機
  • U:Utility – 汎用機
  • X:Special Research – 研究機(Xプレーン)
基本的な任務は何?(タイプ(1)と変更された任務(3)を含む場合は省くこともある)-(2)
RAH-66A
攻撃ヘリコプター
NKC-135A
輸送機
YF-22
戦闘機

航空機の変更された任務 Modified Mission(任務変更記号) – (3)

  • A:Attack – 攻撃(グラウンドアタック)
  • C:Transport – 輸送(貨物)
  • D:Director – 指揮(ドローンのような無人航空機の制御用に改造されたもの)
  • E:Special Electronic Installation – 特殊電子装備(大規模な電子機器の追加)
  • F:Fighter – 戦闘(空戦)
  • H:Search and Rescue/Medevac – 捜索・救難 / 航空救急
  • K:Tanker – タンカー(空中給油)
  • L:Cold Weather – 寒冷地仕様(北極または南極の環境)
  • M:Multimission – 多用途
  • O:Observation – 観測(敵や潜在的な敵の位置の観測)
  • P:Patrol – 哨戒(海事パトロール)
  • Q:Drone – ドローン(UAVまたは無人機)
  • R:Reconnaissance – 偵察(敵軍、領土、施設の航空偵察)
  • S:Antisubmarine – 対潜(敵の潜水艦の探索、配置、攻撃)
  • T:Trainer – 練習
  • U:Utility – 汎用(ベースサポート航空機)
  • V:Staff – 要人輸送( VIP /米国大統領が使用する航空機に限定)
  • W:Weather – 天気予報(気象観測と空気サンプリング)
変更された任務はある?(設計目的とは違う任務に変更されているか)-(3)
RAH-66A
偵察攻撃ヘリコプター
NKC-135A
空中給油輸送機
YF-22
戦闘機(任務の変更なし)

ステータスプレフィックス Status Prefix(現状接頭記号) – (6)

通常、正規の軍務に運行されている機体には使用しません。

  • C:Captive- 打ち上げができないロケットとミサイル。
  • D:Dummy- ダミー。非飛行ロケットとミサイル、通常は地上訓練用。
  • G:Permanently Grounded – 地上設置。通常、乗組員の地上訓練と支援のため。
  • J:Special Test (Temporary) – 特別試験(臨時)試験のために一時的に設備が整備された航空機。
  • N:Special Test (Permanent) – 特別試験(永久)常設。試験のために装備され、元の構成に戻すことができない航空機。
  • X:Experimental – 実験的。まだ軍が受領していない航空機又は標準構成が確定していない試作機に適用される。
  • Y:Prototype -プロトタイプ。試作。(当初は構成が決定されたデモンストレーション機に適用されたが、最近は、生産を意図する全ての航空機のプロトタイプに適用される。“Y”記号が伝統的な“X”記号より危険が少ないことを意味したため、1970年代から大部分のプログラムにおいて政治的理由のために“Y”記号が好まれている。)
  • Z:Planning – 計画フェーズ。計画段階/開発前段階。実際の航空機ではありません。
機体の現状は?(通常運用の機体には使用しない)-(6)
RAH-66A
偵察攻撃ヘリコプター(なし)
NKC-135A
空中給油輸送機の試験機
YF-22
戦闘機のプロトタイプ

設計番号 Design Number(設計番号)(D) – (4)

同じ任務を持つ航空機の各々の設計に割り当てられるシリアル番号。任務記号と設計番号をダッシュ(-)によって分けて記述されています。

命名システムによると、航空機の機体種別又は標準機体の基本任務ごとに連続して番号を振られることになっているが、最近は例外も多いようです。

たとえばF-14、F-15、F-16など、米国の飛行機のFighterクラスに従ってつけられましたが、研究機であったX-35は、戦闘機の次の番号がF-24であったにもかかわらず、戦闘機になるとF-35に改名されました。

ハイフンの右側にあるデザイン番号は?-(4)
RAH-66A
偵察攻撃ヘリコプターの66番目(現行の攻撃ヘリAH-64アパッチにステルス武装して偵察用に開発された)
NKC-135A
空中給油輸送機135番目の試験機
YF-22
戦闘機22番のプロトタイプ

シリーズレター Series(シリーズ)(S) – (5)

同型の航空機の異なるバージョンは、“A”から始まり順に増えていく1文字のシリーズ記号 (Series) を使って詳細に示されることになっています。

ただし、数字の“1”及び“0”との混同を避けるために“I”及び“O”は使用されません。

しかし、どれだけの変更や時間の経過があればバージョンが変わるのかは明らかにされていませんし、F-16Nの「N」のような特定の顧客を指定するための「Navy」などの例外も多いようです。

その航空機のバージョンは?-(5)
RAH-66A
ファーストモデルの偵察攻撃ヘリコプターの66番目
NKC-135A
ファーストモデルの空中給油輸送機135番目の試験機
YF-22
戦闘機22番のプロトタイプ(バージョン変更なし)
航空機の答えを見てみよう!!
RAH-66A
NKC-135A
YF-22
その他
  • 愛称・・・FA-18ホーネットやC-130ハーキュリーズなどニックネームがついているものが多いです。ただし、軍用機の場合は正式名称ではありません。
  • Block(ブロック)・・・航空機専用。シリーズ又は設計の範囲内で定義された構成(「ブロック30」のように記述)。
  • メーカー記号・・・製造元のメーカーを表すアルファベット記号

😯  F/A-18ホーネットは、AF-18(攻撃戦闘機)という名称になるはずだけれど、多用途任務能力が最も初期の段階から組み込まれたという事実を強調するために非公式の名称がつけられました。(なお、公文書ではFA-18)

しかし、他にこれに該当する航空機、例えばF-16やF-15Eは任務変更記号“A”を与えられることさえなく、それらの“F”記号がそのままになっています。

軍用機の名称には例外も多いようですが、その命名からタイプや任務、開発された状況などいろいろ読み取れるので、調べてみるのも面白いですね。